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容量とパフォーマンスの管理

更新日:2025年5月9日

目次

  1. 容量とパフォーマンスの管理とは?

  2. ITIL4 関連プラクティス

  3. 可用性管理プラクティスとの違い

  4. 問題管理プラクティスとの違い

  5. 監視と報告プラクティスとの違い

  6. KPI(重要業績評価指標)

  7. まとめ

1. 容量とパフォーマンスの管理とは?


容量とパフォーマンスの管理は、システムが「いつでも快適に使える」状態を保つための役割を果たします。たとえば、スマートフォンのゲームが重くなって操作が遅くなると「なんでこんなにフリーズするの?」とイライラしてしまうこと、ありますよね。システムも同じように、アクセスが集中したりデータ量が増えたりすると、処理が遅くなったりトラブルが起こったりする可能性があります。そこで、容量の確保とパフォーマンスの最適化を計画的に行い、システムがストレスなく動くように調整するのです。まるで、人気カフェでお客さんが急増しても、スタッフがスムーズに対応できるように席やレジを増やす工夫のようなものです。別の話として、過剰な容量やパフォーマンスがないかを確認し、適切な「容量やパフォーマンス」の調整を行うことで、適切なコストを実現し、サービスの収益性に貢献します。


2. ITIL4 関連プラクティス


容量とパフォーマンスの管理は、他のITIL4プラクティスと連携して改善策を講じます。たとえば、システムの安定性に関するリクエストは「可用性管理」から寄せられたり、システムが実際に遅くなっているという状況が「監視と報告」によってキャッチされ、対策のリクエストとして伝えられたりします。処置後は、改善された状況や今後の対策について、再び可用性管理や監視と報告の担当者に結果を伝え、双方が連携してシステム全体の運用改善に取り組む仕組みです。必要に応じて、容量とパフォーマンスの管理は、他のプラクティスとも情報を交換しながら、プロアクティブに対策を実施いたします。


3. 可用性管理プラクティスとの違い


可用性管理プラクティスは、システムが常に「起きている」こと、つまり停止しないようにすることを目指します。しかし、容量とパフォーマンスの管理は、ただシステムが起きているだけではなく、快適に動作するように「スムーズに走る」状態を維持することに重点を置いています。たとえば、可用性管理はお店のオーブンの運転灯が消えずに点灯しているかを確認する役割だとしたら、容量とパフォーマンス管理は、オーブンの火力が適切で、美味しい料理がサーブできるようにするシェフの役割に近いのです。単に「点灯」しているだけではなく、十分なパワーで「調理」できるかどうかを見極める点が重要です。


4. 問題管理プラクティスとの違い


問題管理プラクティスは、実際に発生したトラブルの原因を徹底的に調査し、再発防止策を講じることに力点を置いています。一方、容量とパフォーマンスの管理は、システムに負荷がかかる前に「そもそも事故が起こらないように」事前対策を行うことが目的です。たとえば、問題管理は学校の事件が起こった後に探偵さんが原因を解明する姿であれば、容量とパフォーマンス管理は、事故を未然に防ぐために交通整理を行う工事現場の方のようなものです。後手に回るのではなく、先回りして安全な状態を保つという点で、より積極的なアプローチを目指します。


5. 監視と報告プラクティスとの違い


監視と報告プラクティスは、システムの状態を常に観察し、異常がないかを報告する役割を担っています。ですが、単に「見ている」だけでは、具体的な改善は進みません。容量とパフォーマンスの管理は、そこで得られた情報をもとに実際の対策を講じ、システムのパフォーマンス向上を目指す点で、まるで日々の日記を読み解いて次の日の授業の準備をする熱心な先生のようです。監視と報告が状況をお知らせしてくれるお便り役なら、容量とパフォーマンス管理はその報告を活かして「これで大丈夫!」と自信を持ってシステムの改善を行います。


6. KPI(重要業績評価指標)


  • 平均応答時間:システムがユーザーの要求に応じる速さを示します。

  • CPU使用率:処理の中心となるCPUの負荷状況を監視します。

  • メモリ使用率:システムが確保しているメモリの消費状況を把握します。

  • ディスク使用率:ストレージの使用状況をチェックし、容量不足を予防します。

  • リソース不足によるインシデント発生率:容量不足や過負荷が原因のトラブルがどのくらい起こっているかを確認します。

  • ユーザーからのパフォーマンスに関するクレーム件数:システムの動作に対するユーザーのフィードバックを集計します。


7. まとめ


  • 容量とパフォーマンスの管理は、システムが快適に動くようにする、且つ過剰な容量とパフォーマンスを抑制するための重要なプラクティスです。

  • 可用性管理はシステムが停止しないようにするのに対し、容量とパフォーマンス管理は動作のスムーズさを確保します。

  • 問題管理は発生後の原因追及、監視と報告は状態の把握に重点を置いており、両者と連携しながら改善策を実施します。

  • KPIを活用して、常にシステムの状態を評価し、予防的な対策を進めることが大切です。


スマハブ藍君の小言

敵を知り、己を知れば、早めの対策で未来を守れる。

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