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可用性管理

更新日:2025年5月8日

目次

  1. 可用性管理とは?

  2. ITIL4 関連プラクティスとの連携

  3. 容量とパフォーマンス管理との違い

  4. 問題管理との違い

  5. 監視と報告プラクティスとの違い

  6. KPIについて

  7. まとめ

1. 可用性管理とは?


可用性管理とは、システムやサービスが常にみなさんにとって使える状態を保つための取り組みです。たとえば、学校のWebポータルやお気に入りのアプリが急に使えなくなったら、宿題に支障が出たり、友達との連絡が取れなくなったりして大変ですよね。そんなトラブルを未然に防ぐために、問題が起きそうな部分を事前に点検したり、万が一のときはすぐに復旧できるように準備するのが、可用性管理の役割です。


2. ITIL4 関連プラクティスとの連携


可用性管理は、ITIL4の中でほかのプラクティスとしっかり連携しています。まず、システムの不具合が起きたときは、インシデント管理が「助けてください!」と可用性管理へリクエストをします。そして、その情報は可用性管理に渡され、迅速に対策を講じます。対処後は、監視と報告プラクティスへ状況が伝えられ、さらに容量とパフォーマンス管理や問題管理へもフィードバックされ、今後の改善策に生かされます。これは、部活動でトラブルが起こったときに、まず顧問が対応し、その後先輩たちや他の先生方と情報共有して次の対策を決める様子に似ていて、みんなで協力して問題を解決するイメージです。


3. 容量とパフォーマンス管理との違い


容量とパフォーマンス管理は、システムがどれだけのお客さまやデータをスムーズに処理できるかを見る取り組みです。たとえば、学校のバスが何人乗れるか、どれだけ速く目的地に着けるかをチェックするような感じです。一方、可用性管理はそのバスが毎日遅れずに運行するか、急な故障がないかどうかに注目します。つまり、バスの座席数やスピードがいくら優れていても、故障して動かないなら意味がないというわけです。


4. 問題管理との違い


問題管理は、同じトラブルが繰り返される原因を根本から解明して、再発防止策を立てるプラクティスです。たとえば、好きなカフェでいつも注文したドリンクがたまに冷めてしまうとしたら、原因を探して店舗のその座席の風通りなどの改善をお願いするようなものです。これに対して可用性管理は、サービスが使えなくなる前に、予防策をしっかりと講じてトラブルを未然に防ぐ役割があります。もしカフェのドリンクがいつも冷めると事前に気づいて、冷めたら温める誰でも使っていい電子レンジがあることを知っていれば、お客さまは安心して楽しめますよね。ちょっとした工夫で大きなトラブルを回避する、その先回りの知恵が可用性管理の特徴です。


5. 監視と報告プラクティスとの違い


監視と報告プラクティスは、まるで教室の様子を見張る係のように、システムやサービスの現状をリアルタイムでチェックし、異常があったらすぐに報告します。たとえば、授業中に「あれ?黒板の消しゴムが足りない!」と先生に気づいてもらうような役割です。対して可用性管理は、その報告された情報をもとに、どうすればサービスが常に安定して使えるのか、あらかじめ対策を講じる戦略家のような働きをします。現状を見るだけでなく、先を見越して「もしも」に備えることで、突然のトラブルにも動じない体制を整えるのです。


6. KPIについて


可用性管理の成果を評価するための一般的なKPIには、以下のようなものがあります。


  • システム稼働率   システムがどれだけの時間、問題なく利用できているかをパーセンテージで示します。

  • 障害発生件数   一定期間内に発生した障害の数。これが少ないほど、管理がしっかりしていると評価されます。

  • 平均復旧時間(MTTR)   障害が発生した場合、どれだけ早く復旧できたかの平均時間。短いほど安心です。

  • 障害再発率   同じ障害がどれだけの頻度で再発するかを測り、再発が防げているかを確認します。


これらの数字をしっかりとチェックして、サービスの品質を常に向上させていくのが目標です。


7. まとめ


  • 可用性管理は、システムやサービスがいつでも使えるように予防策に力を入れるプラクティスです。

  • インシデント管理や変更管理からリクエストを受け、対策後は監視と報告、容量とパフォーマンス管理、問題管理へ結果が共有されます。

  • 容量とパフォーマンス管理は「どれだけ処理できるか」に着目し、可用性管理は「常に動いているか」に重点を置きます。

  • 問題管理は根本原因の解明に努め、監視と報告は現状をチェックする役割を担いますが、可用性管理はその先を見越してトラブルを未然に防ぎます。

  • KPIとしては、システム稼働率、障害発生件数、平均復旧時間、障害再発率などが用いられます。


8. スマハブ藍君の小言

「転ばぬ先に杖あり」

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